GDCでますますVRゲームに注目が集まっていますが、ゲーム以外のVRスタートアップも毎日のように産まれており、まさにVR元年と呼ぶに相応しい勢いになってきました。
最初にVRを普及させるためにはやはりゲームがキラーコンテンツになりそうですが、マスマーケットに浸透するにはスマホ同様コミュニケーションアプリが重要になってくるかと思います。

というわけで今回はソーシャルVR特集です。FacebookはソーシャルVRチームを発足し数十名体制で開発していますし、有名どころだとAltspaceがありますが、他にもいろんなタイプのソーシャルVRアプリが出てきています。

Bigscreen

bigscreen
BigscreenはPCのスクリーンをVR上の大画面で共有することで、映画やゲームを友人と一緒に楽しむことが出来るサービスです。カスタマイズ可能なアバターを使い、アバターがいる方角から声が聞こえてくる3Dのボイスチャットが可能です。シンプルながらニーズのあるサービスなので今後流行る可能性は大いにありそうですが、TwichやVimeoを友達と視聴出来るOculus Socialがアップデートして機能が被ってしまわないかが気になります。

High Fidelity

highfidelity
High Fidelityはセカンドライフのファウンダー、Philip Rosedale氏が立ち上げたスタートアップで、既に約20億円ほどの資金調達をしている注目のスタートアップです。シードではGoogle Venturesが投資をしています。
現在開発中のサービスはオープンソースでセカンドライフのような仮想空間でリアルタイムにコミュニケーションを取るプラットフォームで、ユーザーの表情をトラッキングしてそれをアバターの顔にも反映したり、モーショントラッキングで体の動きをアバターのモーションに反映したりといったことが可能です。
Philip Rosedale氏は本当に仮想空間が好きなんですね。モーショントラッキングが得意なHTC ViveやVR向けにピボットしたLeap Motionなど周辺機器も揃ってきているので、かなり期待出来るスタートアップになりそうです。
ちなみに実はセカンドライフもOculus Riftに対応しています。

vTime

vtime
vTimeはモバイルベースのソーシャルVRアプリです。ユーザーはアバターを細かくカスタマイズし、4人までの仮想空間で会話を楽しむことが出来ます。場所はビーチやキャンプ場など現実的な場所から崖の上、宇宙空間など非現実的な場所まで選択することが出来ます。
わりと直球勝負なソーシャルVRアプリですが、今後は写真や動画のアップロードにも対応するとのことで、先行するAltspaceやプラットフォームを握るOculus socialとどのように差別化していくのか注目しています。

ネットワーク外部性が効く分野なので参入するなら今のうちですが、あまりこの分野にチャレンジしてるスタートアップは多くないみたいですね。やはりFacebook陣営が覇権を握ってしまうのでしょうか。
ちなみにOculusでは今月末までにVRコンテンツにソーシャル機能を付与させるSDKを配布する予定です。
VRがマスマーケットに普及していくにつれ、ソーシャルVRコンテンツのみではなくゲームを含む多くのコンテンツがソーシャル化していくことでしょう。